長年の麻痺でも手の動きが改善!2024.05.16(木)
- 脳梗塞/脳出血リハビリ
長年経過した麻痺でも、60分のリハビリで手の動きが改善しました!
「もう諦めている」そんな風に思っている方にぜひご参考にしてください。
【利用者様データ】
- U様 男性 70代
- 脳梗塞後遺症(数年前に発症、右手足運動麻痺)
- 「右手が動きやすくなれば」「箸を使いたい」
【リハビリ内容】
・体験リハビリ(60分)
①右手のストレッチ:セラピストが手をほぐし、手の関節や筋肉をやわらげる
②電気刺激療法:電気刺激装置を使用し、脳や筋肉に適度な刺激を与える
③手の動かし方の練習:無意識に入る力を抜くための、力の強弱をコントロールする練習
④物品の操作練習:上記③の練習も意識しながら実際に物品を操作して手先を使う練習
【結果】
- 無意識に入っていた右手の力を抜けるようになりました!
- 指先の動きが出せるようになり、細かい作業がスムーズになりました!
【療法士コメント】
手の中にある細かい筋肉の働きは弱く、親指の筋肉だけは力が入り過ぎていました。
こういったケースはよくあり、多くの方がお困りになるパターンです。
まずは手をほぐした後、リハビリ専用の電気治療機器で弱い筋肉を刺激していきました。
また、力の入る親指に対しては、力を入れる・抜くという感覚を身につける練習を行いました。
その結果、指先の細かな動きが改善し、細かい作業でも指先が使えるようになっていきました。
寡黙な方でしたが、最後にネジ回しの課題をやり切れた時にはとても嬉しそうにしていらっしゃいました!
最後にご自身でできるセルフストレッチ、デイサービスのスタッフさんへのアドバイスなども行いました。
長年経過した、脳梗塞などによる麻痺であっても、専門的なリハビリに取り組んでいただければ、
今よりも動きが改善できると改めて実感できる一例でした。
🔽【改善動画】もご覧ください!