病院等で経験を積んだ理学療法士/作業療法士が、完全マンツーマンで60~120分施術するリハビリ施設です。

\まずはお試しください/

【通所コース・訪問コース 無料リハビリ体験 受付中】

一人ひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリを提供!

初回利用限定・完全予約制。お電話・LINE等でお問い合わせください!

For first time visitor.

はじめての方はこちらをご覧ください!

お客様の声・改善実績Case

ご利用者様のリハビリによる改善の様子を記録しました。ぜひ参考にしてください。

お知らせNews

当施設のお知らせやリハビリに関する情報などを発信しています。

埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハのご紹介Facility

埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハは、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリを提供する自費リハビリ施設でリハビリテーション病院等で経験を積んだ理学療法士・作業療法士による完全マンツーマン60~120分のリハビリが特徴です。

当施設は、リハビリテーション病院等を退院した後のリハビリ施設として、医療保険・介護保険のリハビリでは改善しきれない、発症して治療から数年経った脳卒中後遺症の方に対しても、改善を目的にした集中的な施術を行います。

また、脳梗塞リハビリに特化した専門施設ではありますが、脳梗塞以外にもパーキンソン病の利用者様や、整形疾患、加齢に伴う身体機能の改善を目指す高齢者様にも個別にプランを作成して、マンツーマンでリハビリを提供しています。
復職のためにタイピングや筋力アップを目指す30代の方から、散歩や近くへのお買い物へ行けるように歩行の安定を目指す80代の方まで、幅広い世代の方のための自費リハビリ施設です。

IVES Pro(アイビスプロ)

筋肉・神経を電気により刺激する装置です。
電気の刺激により筋肉・神経の活動性が高まる効果があり、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血などの後遺症の麻痺に対して、電気刺激療法の活用が推奨されています。

主に上肢(肩・肘・手)の運動機能の向上などに効果が認められていますが、歩行の改善効果も報告されており、下肢に電気刺激を行うことも可能です。
活用の仕方としては、

  • 手の運動中に電気刺激も併用することで運動効果を高める
  • 麻痺により動かし方があまり分からない運動を、電気刺激をきっかけに学んでいく
  • 訓練前準備として電気刺激を行い、その後に体操や物を掴むなどの訓練を行う

などのようなものが挙げられ、電気刺激療法と運動療法などをうまく組み合わせることで、腕が挙がりやすくなったり、手を動かせるようになったりといったケースが多くあります。

人の手による治療のみでは難しい刺激を、電気により筋肉・神経に与えることで、運動機能の改善などの効果が期待できます。

※電気刺激療法は「運動を引き出す/運動効果を高める」といった、運動のサポートの手段であることは十分にご理解ください。例えば、「リハビリ時間中に装置をつけて、電気を流しているだけで良くなる」という治療法ではありません。電気刺激を活用した上で、ご自身の意思で運動をしていくことが最も重要となります。

※電気刺激療法の適応が困難な場合もございます。ペースメーカーや重篤な心臓疾患のある方、悪性腫瘍の併存疾患のある方、外傷・皮膚障害のある方などは適応となりません。適応の可否については事前にスタッフへご相談・ご確認ください。

訪問リハビリコース

「リハビリを受けたいけれど、自費リハビリ施設まで通うのは難しい」「自宅で、自分のペースでリハビリしたい」「もっと集中的にリハビリに取り組みたい」

当施設の訪問リハビリコースなら、経験豊富な理学療法士がご自宅に伺い、あなたに最適なリハビリをご提供いたします。埼玉や群馬で自費訪問リハビリをお探しなら、ぜひ当施設の訪問リハビリコースをご検討ください。

訪問リハビリの3つメリット

メリット1 時間の制約なし! あなたのペースでじっくりリハビリ

 医療保険や介護保険のリハビリは、介入時間に限りがあり、週に何回までと上限が決まっているケースが多いです。
当施設の自費訪問リハビリなら、1回60分〜120分、週3回以上も可能です。あなたの体力や目標に合わせて、無理なくリハビリを進められます。

メリット2 場所の制約なし! 実生活に沿ったリハビリ

「駅の階段の上り下りが不安」「スーパーへの買い物が大変」

そんな悩みをお持ちのあなたもご安心ください。
介護保険や医療保険だとご自宅でのリハビリに限定されてしまいますが、自費訪問リハビリならご自宅だけでなく、近所のスーパーや駅などの公共施設による実際の生活環境で評価をしながらリハビリを行うことができます。その為、より実践的な生活レベルを向上させることが可能となります。

メリット3 マンツーマンで丁寧な指導! あなただけのオーダーメイドリハビリ

病院や施設でのリハビリは、大人数で行うため、なかなか個別の悩みに対応してもらえないこともあります。

当施設の訪問リハビリは、マンツーマン指導。

あなたの症状や目標に合わせて、最適なプログラムを作成し、丁寧にサポートいたします。体の状態や目標に合わせて、セラピストが親身になって寄り添いリハビリノートを使用しながらリハビリの過程を振り返ることも可能なため安心してリハビリに取り組めます。

医療保険や介護保険との併用もOK!

現在、医療保険や介護保険のリハビリを利用されている方も、自費訪問リハビリを併用することができます。

「もっとリハビリをしたい」「専門的なアドバイスが欲しい」という方は、ぜひご相談ください。

訪問リハビリコースも、初回無料リハビリ体験をご利用いただけます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハが選ばれる3つの理由Reason

Point01リハビリの内容が違う!

在宅の課題に特化し、皆様それぞれのお悩みや症状の原因、そして目標に合わせたオーダーメイドのリハビリを提供しています。

また、ひとりひとりの症状やお気持ちの状態に合わせたリハビリサービスをご提供。リハビリの成果は、国家資格保有者が見てわかる形にしたものを作成し、実際にご確認頂けます。また改善までの期間と費用も、お体の状態と目指す目標を伺って明確に示します。リハビリテーション病院等での治療や、デイサービス・老人保健施設などの介護施設のリハビリしか受けてこられなかった方にこそ、リハビリの違いを実感して頂けるリハビリサービスです。

Point02リハビリの量が違う!

1回60~120分、完全マンツーマンにて行う当施設でのリハビリに加え、ご自宅のスペースなども加味してご提案する、ご家庭での宿題リハビリによって自主訓練もしっかりサポートいたします。

完全に1対1で行う通所型のリハビリと、日々の自宅課題(宿題のリハビリ)を組み合わせてリハビリプランを製作します。利用者様それぞれの、異なる目標に向けて、お体の状態に応じた十分な量と頻度のリハビリを提供し、効果を最大化します。また、ご自宅でのリハビリに役立つリハビリ動画など、あなたの意欲と能力を引き出す仕掛けも提供して、リハビリの効果を最大限感じて頂けるように致します。

Point03リハビリの担当者が違う!

病院等でのリハビリテーションの臨床経験と知識が豊富なリハビリ専門の国家資格者がチームで対応します。

リハビリのプロである国家資格保有者(理学療法士、作業療法士)がチームになって、あなただけのリハビリサービスを提供します。回復期病院等でリハビリの研鑽を積んだ理学療法士、作業療法士が一丸になってあなたの目標や身体機能の改善を目指したリハビリを行います。納得して取り組んで頂けるようにリハビリ内容の説明もしっかりとさせて頂きます。

ごあいさつGreeting

経歴

  • うちリハグループ入職2年目でうちリハ深谷本店施設長に就任。理学療法を学びながらマネジメント業務に興味をもつ。
  • デイサービスの立ち上げに関わり、うちリハ籠原店の施設長に就任。数多くの契約や新規ご利用者様の対応を重ねる。
  • その後、訪問看護ステーションうちリハ責任者に就任し、在宅の訪問リハビリも経験。
  • 現在は事業管理部課長・保険外事業部部長となり、うちリハグループ全体の運営サポートや新規事業の立ち上げ並びに人材教育に取り組んでいる。

竹 大介TAKE Daisuke

理学療法士 / 株式会社和一 保険外事業部 部長

はじめまして。理学療法士の竹大介と申します。主に管理業務や電話対応等の相談窓口を担当させて頂きます。

今までもデイサービス、訪問看護の責任者経験を通して学ばせて頂いた「ご利用者様やご家族様の立場になって考える」事を優先的に考え、ケアマネジャー様やソーシャルワーカー様と協力しながら、充実した生活が営めるお手伝いが出来るように努めてきました。

これからも皆様のご要望にお応えできるように色々な案を模索しご提案をさせて頂きます。一緒に考えて、楽しい時間を過ごしましょう。お気軽にご連絡ください。


経歴

  • うちリハ本畠店へ入職し、訪問リハビリも兼任。在宅生活を中心にその人個人の生活の為のアプローチを学ぶ。
  • その後、うちリハ深谷原郷店へ異動し、セラピスト向けに社内研修を定期的に開催。
  • 臨床の幅と可能性を広げる為、「JSA-CSTP」「BOBATH Concept Basic course」「認知神経リハビリテーションベーシックコース」を修了し利用者様への機能改善やセラピストの技術指導に取り組んでいる。

真中 俊哉MANAKA Shunya

理学療法士 / BOBATH Concept Basic course修了 / JSA-CSTP/認知神経リハビリテーションベーシックコース修了

はじめまして。理学療法士の真中俊哉と申します。

私は元々、利用者様の生活に携わりたいという思いがあり、うちリハグループに入職しました。中枢神経疾患以外にも沢山の利用者様が利用されており幅広くリハビリテーションにて携わらせて頂きました。

私がリハビリテーションを行なう環境の中で、『今よりもより良く生活をしたい』というニーズが多く聞こえました。その為には、個人の身体機能面や生活背景にどれだけ着目できるかという考えを培う事が出来ました。私は主に、生活期の中枢神経疾患を見るきっかけが多くあり、介入の幅を広げる為にボバースコンセプトへの理解を深めました。

リハビリテーションを行う中で、生活面での目標を達成できたという言葉を頂けるようになりました。私はこの活動を通じて、皆様のお役に立てられるようリハビリテーションにて提供していきます。

経歴

  • 新卒でうちリハグループに入職し、うちリハ中山道店(現うちリハ折之口店)に所属。新規立ち上げに関わる。
  • 翌年、うちリハ深谷原郷店に所属。新規立ち上げに関わる。
  • その後、訪問看護ステーションうちリハに所属し約7年間在宅の訪問リハビリを経験。
  • 訪問リハビリ業務と並行して教育・研修部門に所属し新人教育やセラピストの技術指導を行う。
  • 自分自身の技術向上と予防リハビリテーション分野の学習のためSTOTT PILATES®︎ MATWORK Instructorの資格を取得。

重松 雅人SHIGEMATSU Masato

理学療法士 / STOTT PILATES®︎ MATWORK Instructor

理学療法士の重松雅人と申します。

新卒でうちリハグループに入職し、通所リハビリを3年間、訪問リハビリを7年間実施してきました。

その経験を活かし、ご利用者様の在宅環境や目標に合ったリハビリテーションを提供させて頂きます。

訪問リハビリを行っている中で介護保険内の上限を痛感してきました。

「リハビリの時間を増やしたい・・・。」

「リハビリの回数を増やしたい・・・。」

そんな想いがあっても出来なかった方々に、リハビリベースうちリハを通して真摯に向き合っていきたいと考えております。

また、私はピラティスインストラクターの資格を持っているため自分自身の姿勢や、身体の動かし方を変えたいという方はお気軽にお声かけ下さい。

経歴

  • 2022年まで群馬県にある公共財団法人脳血管研究所美原記念病院リハビリテーション部勤務。
  • 10年間、脳卒中後遺症患者様のリハビリに従事。(回復期リハビリテーション病棟8年、急性期病棟2年)
  • 主任・課長補佐を5年間で歴任し、脳卒中後の上肢麻痺のリハビリを中心にリハビリテーション部内の体制整備やスタッフ教育なども担う。
  • 特に電気刺激療法の治療可能性に着目し、学会での症例発表なども実施。

岩井 知太IWAI Tomohiro

作業療法士 (非常勤スタッフ)

作業療法士の岩井知太と申します。
群馬県にある脳・神経疾患専門病院で10年間、脳卒中後の後遺症患者様のリハビリに従事してきました。

その中でも、脳卒中の後の手の麻痺のリハビリに特に力を入れ、電気刺激療法など近年発展の目覚ましい治療手法も取り入れたリハビリを実施してきました。

現代の医療・リハビリに回復限界があることは事実ですが、多くの方は、その回復限界に達する前にリハビリを受ける機会自体を失っています。
特に手に関しては、健常な片手で生活ができるようになれば自宅退院を余儀なくされる場合もあり、ご本人や担当医療者ですら回復の可能性に気付かずに、十分なリハビリ支援が行われていないままのケースも見受けられます。

そのような、保険診療の枠内では質・量ともに十分なリハビリを担保することが難しい方々でも可能な限りの回復を目指すことができる社会にしていきたいという想いで本リハビリサービスに携わっております。
「今よりもちょっと良い自宅生活に向けて」「復職に向けて」「自動車運転再開に向けて」「趣味活動に向けて」など、皆様がそれぞれが目指すところに向けて、専門的な視点・技術をもって支援させていただきます。
一度しかない人生です。

「全力でやらなかったな」「あの時やってみていたら…と後悔しないよう、一緒にやりきりましょう。


よくあるご質問FAQ

  • 脳血管疾患以外の症状や疾患でも対応できますか?

    医療保険・介護保険などを使用しない保険外の自費リハビリ施設です。例えば、リハビリテーション科のあるリハビリテーション病院等を退院された方や、入院はしていないけれど体の調子が悪くなった方など、集中的にリハビリをしたいという方が通われています。脳梗塞や脳出血の方だけでなく、脳血管疾患以外にも対応しております。例えば、すくみ足などに代表されるパーキンソン病由来の神経疾患の方に対するリハビリや、脊柱管狭窄症や変形性関節症など運動器疾患のリハビリに取り組みたい方すべてが対象です。

  • 高次脳機能障害のリハビリはできますか?

    高次脳機能障害へのリハビリも提供しております。高次脳機能障害は、人によって大きく症状が異なりますので、一度カウンセリングと身体評価をさせて頂いてから、改善に向けた計画の立案、リハビリのプランについて検討するケースが多いです。まずは、ご相談ください!

  • 効果はどれくらいの期間で出ますか?

    1回の施術でも「足が上げやすくなった」「冷たくて温度を感じることもなかったところが、温かく感じる」など効果を実感される方も多くいらっしゃいますが、個人による違いはございます。例えば、同じリハビリを行ったとしても、年齢や、身体に残存している機能の違いなどの要素によって、改善の時期にも差異が出てきます。無料体験リハビリも実施しておりますので、まずは当施設で提供しているリハビリプログラムが、あなたご自身の身体に合うのかどうかを試してみて、実際に効果を確かめて頂くことを推奨しております。

  • 利用コースは相談できますか?

    1回のリハビリ時間、1週間の中でリハビリに通う回数、リハビリをどのくらいの期間で卒業を目指すのかなど、ご相談して頂くことができます。例えば「疲れやすいが、お仕事をしながらリハビリもしたい」という方からご相談を頂き、お仕事が終わったあとのお時間で、翌日が休みの日などに集中して、来所するようなプランを立てている方もいらっしゃいます。

  • 発症から時間が経過しているが大丈夫ですか?

    正しく運動を行い、体を使うという経験学習を心身に重ねていくことで、改善の可能性はあります。一般的には、発症後すぐの方が改善しやすいという傾向が言われてはおりますが、当施設でも、発症から時間が経った方でも、体験して頂いた際に効果を実感して頂いたり、リハビリを続ける中で歩行や手の動作を再び獲得された方や、趣味を楽しめるようになった方がいらっしゃいます。

  • 病院でのリハビリテーションや、介護保険のリハビリとの併用はできますか?

    併用可能です。自費リハビリなので保険内利用の枠の圧迫などもございません。例えば、デイサービスや訪問のリハビリを利用されながら、マンツーマンでじっくりとリハビリをする時間も別に取りたいという理由でご利用している方もいらっしゃいます。協力施設や事業所も多くあるので、必要に応じ、情報交換をし連携を図らせて頂きます。

  • どんな方向けの施設ですか?

    リハビリがしたいという方でしたらどなたでも対応しております!例えばリハビリテーション病院で医師からの問診を受けられた方。理学療法士・作業療法士などとリハビリをしたことがあるという方。介護サービスでデイサービスや訪問リハビリを受けられている方なども広くサービスをご利用いただけます。

  • 実際の利用者さんからの評判や改善実績が知りたいです

    評判や改善実績は、随時に当ホームページでご紹介しております。

リハビリコラムColumn

  • パーキンソン病リハビリのコツ:「頑張りすぎない」「力みすぎない」ことが大切
    2025.07.11
    • パーキンソン病

    パーキンソン病リハビリのコツ:「頑張りすぎない」「力みすぎない」ことが大切

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ 理学療法士の重松です。
    今回は、パーキンソン病、パーキンソン症候群の方がリハビリを行う上での重要なコツについてお話しします。
    特に、リハビリに一生懸命な方、「頑張って良くなりたい!」という思いが強い方、意外な落とし穴にハマらないよう、ぜひ今回の内容を参考にしていただければと思います。

    頑張る人ほどハマるかも?意外な落とし穴

    パーキンソン病のリハビリに取り組むなかで、「頑張って歩こう」「足を出さなきゃ」と強く意識しすぎてしまう方が多くいらっしゃいます。
    一見前向きな姿勢に思えますが、実はこの“頑張りすぎ”が、かえってスムーズな動作を妨げてしまうことがあるのです。

    これは、自分の身体の動きに意識を向けすぎるあまり、体が過度に緊張し、動作が硬くなるためです。
    特にパーキンソン病の方は、筋肉のこわばりや動作の開始のしづらさといった症状がありますし、そもそも自分の身体に意識を向けて動くことが苦手になっていることが多いです。
    頑張ることはもちろん大事なのですが、このような意識の向け方が動作の質に大きく影響します。

    「頑張って動く」より「環境に意識を向ける」ことがポイント

    では、どうすれば自然に動けるようになるのでしょうか。

    その一つの鍵が、「自分の身体」ではなく「周囲の環境」に意識を向けることです。

    たとえば、

    • 「あのドアまで何歩で行けるかな?」
    • 「あの赤い椅子まで、歩幅を意識せずに歩いてみましょう」
    • 「床の模様を数えながら歩いてみてください」

    こうした環境に目を向けた声かけをすることで、自然と力みが取れ、歩行がスムーズになるケースが多くあります。

    自分の動作を「なんとかしよう」とするよりも、「今いる場所」と「これから行く場所」を結ぶイメージを持つことが、無理のないリハビリへの第一歩です。

    「力を抜く」ことから始めるパーキンソン病リハビリ

    パーキンソン病の方にとって、「動こう」と思うだけで体が固まってしまうことは珍しくありません。そんなときに大切なのが、「頑張って動かそうとしない」ことです。

    リハビリというと、どうしても「努力」「根性」というイメージが先行しがちですが、パーキンソン病リハビリではむしろ“力を抜くこと”こそが、動きやすさを引き出すカギになります。

    呼吸を整え、目線を変え、注意の方向を少しずらすだけで、驚くほど動きやすくなることもあります。

    私たちの自費リハビリ施設では、その方の「癖」や「意識の傾向」を見極めながら、個別に最適なアプローチを提案しています。マンツーマンの対応だからこそ、一人ひとりの症状や不安に寄り添うことが可能です。

    自費リハビリで、「自然に動ける感覚」を取り戻しませんか?

    「最近、歩くのが怖い」「以前よりも動きづらくなった」と感じている方へ。

    私たちは、“頑張りすぎない”リハビリを大切にしています。力を抜くことから始めるアプローチで、毎日の動作をもっと快適に。

    埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
    リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
    埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
    気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。

  • 【自費訪問リハビリとは?】保険外だからできる“本当に必要なサポート”
    2025.07.04
    • リハビリサービス

    【自費訪問リハビリとは?】保険外だからできる“本当に必要なサポート”

    「リハビリを続けたいけれど…通うのが難しい」

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハの重松です。

    脳卒中の後遺症や加齢による運動機能の低下など、リハビリが必要な方はたくさんいらっしゃいます。
    ですが、通院が難しくてリハビリが続けられないという声も多く聞かれます。

    そんな方におすすめなのが、自費での「訪問リハビリ」です。
    今回は、「訪問リハビリってどんなサービス?」「自費の場合は、保険のとどう違うの?」といった疑問にお答えしながら、特徴と利点をわかりやすくご紹介します。

    訪問リハビリとは?

    訪問リハビリとは、理学療法士や作業療法士がご自宅を訪問し、リハビリを行うサービスです。
    「保険内(介護保険や医療保険)」と「自費」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

    このページでは特に、「自費の訪問リハビリ」に焦点を当ててご説明します。

    自費訪問リハビリの特徴と利点

    ① 通院の負担ゼロ! ご自宅でリハビリできる安心感
    通院の必要がなく、慣れたご自宅でリラックスしてリハビリが受けられます。
    外出に不安のある方や、車いす・片麻痺のある方にとって大きな利点です。

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  • 「歩けるようになりたい」脳卒中後の歩行リハビリと自宅でできる工夫
    2025.07.04

    「歩けるようになりたい」脳卒中後の歩行リハビリと自宅でできる工夫

    脳卒中後、「もう一度歩きたい」と願うあなたへ

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハの真中です。
    今回は、脳卒中後の歩行リハビリをテーマにお伝えします。

    脳卒中を経験された方の多くは、「また自分の足で歩きたい」という思いを強く抱いています。
    片麻痺や筋力の低下、バランスの不安定さにより、歩行が難しくなった方も少なくありません。

    ですが、適切なリハビリと工夫を継続することで、「歩ける」を取り戻す可能性は十分にあります。

    今回は、「脳卒中 歩行リハビリ」「片麻痺 歩けるようになる」ことを目指す方へ、自宅でも取り組めるポイントや、自費リハビリ施設でのサポートについてご紹介します。

    歩行能力は“まだまだ”改善できる

    保険内リハビリが終了してしまうと、「もう回復はここまでかな」と感じてしまう方も多いかもしれません。
    しかし実際には、発症から1年以上経っていても改善例は多数あります。
    当施設でも、脳卒中を発症してから5年以上経過した方でも歩行能力が改善される方は数多くいらっしゃいます。

    歩く力には以下のような要素が関わっています。

    • 片足にしっかり体重をかけるバランス力
    • 足を持ち上げる筋力と神経の連携
    • 上半身や体幹の安定性
    • どのタイミングで、どの筋肉を使うかという感覚の回復

    これらを一つひとつ丁寧に見直すことで、安全な歩行を少しずつ取り戻すことができるのです。
    単に、「麻痺した足をいかに良くするか」だけに限定せず、全身を診ることで改善点が見つかっていきます。

    自宅でできる!歩行に向けた工夫3選

    ① 座ったままの体幹トレーニング

    体幹が安定すると、ふらつきが減り、一歩目が出やすくなります。
    椅子に浅く座って、背筋を伸ばすように意識するだけでもトレーニングになります。
    上半身を左右にゆっくり倒す運動も効果的です。

    ② 片足立ちの練習(※支えが必要)

    壁や手すりにつかまりながら、片足を数秒だけ持ち上げる練習も有効です。
    最初は数秒でOK。無理せず、安全第一で行いましょう。

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  • 【脳卒中の後遺症がある方へ】夏を快適に過ごすための5つのヒント
    2025.07.04
    • 脳出血
    • 脳梗塞

    【脳卒中の後遺症がある方へ】夏を快適に過ごすための5つのヒント

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベース真中です。
    毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

    脳卒中を経験された方にとって、夏の暑さや湿気は体にとって意外と大きな負担になります。
    体温調節がうまくできなかったり、脱水になりやすかったりと、注意が必要なことがいくつかあるんです。
    今回は、ご自宅でできる夏を快適に乗り切るためのちょっとした工夫を5つご紹介します。
    ご本人はもちろん、ご家族の方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

    ① 水分は「事前に」「こまめに」「少しずつ」摂りましょう

    身体の水分が不足すると血液の流れが悪くなり、脳梗塞の再発のリスクなども高まります。
    「喉が渇いたら飲む」では遅いこともあるので、時間を決めてこまめに水分をとるのがおすすめです。

    麦茶や経口補水液、ノンカフェインのお茶などが体に優しくて安心です。
    ※糖分が多い清涼飲料水は飲みすぎに注意、特に糖尿病などをお持ちの方は医師ときちんと相談しましょう。

    ② エアコンを使って、室温と湿度を管理しましょう

    高齢の方や脳卒中の後遺症がある方は、暑さに対する感覚が鈍くなることもあります。
    ちょっと暑いなと思ったら、我慢せずエアコンを有効活用しましょう。

    室温は25〜28度、湿度は50〜60%を目安に、エアコンや除湿機を上手に使いましょう。
    エアコンの風が直接当たると体調が崩れるという方は、扇風機などを併用すると、冷えすぎず空気も循環して快適です。

    ③ 朝や夕方の涼しい時間に、軽い体操を

    体を動かすことは、筋力低下や血行不良の予防になります。
    脳卒中の方で重要になる血圧のコントロールにも良い影響があります。

    ただし、暑い時間帯の運動は危険です。
    朝や夕方の涼しい時間に、椅子に座ったままの体操やストレッチがおすすめです。
    肩をゆっくり回したり、足を軽く上げたり、短時間でも続けることで体がスッキリします。
    リハビリで教わっている自主練習も適度に実施していきましょう。

    ④ 食事は「食べやすく」「栄養のあるもの」を

    夏は食欲が落ちやすい時期です。
    冷やしうどんやお茶漬けなど、のどごしの良いメニューに、タンパク質をプラスしましょう。

    たとえば、

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  • 脳出血の基礎知識とリハビリ
    2025.07.04
    • 脳出血

    脳出血の基礎知識とリハビリ

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベース、理学療法士の真中です。
    リハビリコラム記事にて、リハビリ関連の情報をお伝えしていきます!
    今回は「脳出血」の概要やリハビリについてまとめさせていただきます。

    まず、脳出血と似たような病気で、脳梗塞や脳卒中という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
    混同しやすいので整理すると…

    脳の血管の病気の中で、
    ①脳梗塞
    ②脳出血
    ③くも膜下出血
    の3つをまとめて「脳卒中」と呼びます。

    それなので、脳出血は、「脳出血」と呼ばれることもありますが、総称として「脳卒中」と言われることもあります。
    また、脳梗塞とは別の病気ですが、症状は似ており、リハビリの仕方・考え方も共通していることが多いです。

    【脳出血とは】

    脳の血管が破れて出血し、脳の組織を圧迫してさまざまな障害を引き起こすタイプの脳卒中です。
    くも膜下出血も、血管が破れて出血しますが、こちらは、脳のすぐ外にある「くも膜」という部分にある血管から出血した場合を指します。

    脳出血でも、出血した場所によって以下の様に呼ばれたりもします。

    ①被殻出血(ひかくしゅっけつ)

    脳の被殻という部位の血管からの出血で、脳出血のおよそ半数はこの被殻出血です。
    被殻は運動の神経の通り道に近いので、ここの出血により半身麻痺(片麻痺)の症状が出ることが多いです。

    ②視床出血(ししょうしゅっけつ)

    被殻出血の次に多いとされるのが、視床という部位での出血です(脳出血全体の約30%)。
    出血の大きさなどにもよりますが、運動麻痺、感覚障害、意識障害などの症状が出ることが多いです。

    ③皮質下出血(ひしつかしゅっけつ)

    大脳の皮質下(脳の外側の部位)の出血です。
    前頭葉での出血なら注意力や意欲の低下、後頭葉なら視野障害など、部位により生じやすい症状は異なります。

    ④小脳出血

    大脳の下に位置する、小脳での脳出血です。
    小脳は、筋肉の力加減の調整や、平衡感覚などのバランス機能を司るので、小脳出血による力加減の調整やバランス能力が低下しやすいです。

    ⑤脳幹出血

    大脳や小脳と脊髄を繋ぐ部位の出血です。
    多くの神経がまとまって通る、神経の通り道でもあるので、脳幹の中の出血部位により様々な症状が生じます。

    上記のように、脳出血は、出血した部位により別の名称で呼ばれる場合もあります。

    【初期治療とその後】

    初期治療として、出血量が多ければ、頭蓋骨に穴を開けて血を吸い出す手術などを行う場合があります。
    手術をしない場合は、それ以上出血が拡大しないように薬などを投与して経過を診ていきます(保存療法)。
    出血が止まり、身体の状態がある程度落ち着いたら、麻痺などの後遺症に対する本格的なリハビリに移ります。

    後遺症については、どの種類の脳出血でも、麻痺をはじめとした様々な症状(感覚障害、言語障害、嚥下障害、高次脳機能障害など)が起こる可能性があります。

    【なぜ後遺症が残るのか?】

    「治療がうまくいって脳の出血はおさまったと聞きました。少しすれば麻痺とかの症状もなくなりますか?」

    脳出血により入院した患者さんやご家族から、時折このような質問をいただきます。
    これについては、「後遺症がほとんど残らない場合もあるし、そうでない場合もある」といったお答えになります。

    そもそも、「脳の出血によりなぜ麻痺などの症状が出るのか?」をご説明します。

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  • 【パーキンソン病】リハビリで寝起きが楽に!【施術実録】
    2025.06.27
    • パーキンソン病

    【パーキンソン病】リハビリで寝起きが楽に!【施術実録】

    埼玉脳梗塞リハビリベース真中です!
    今回は、発症から2年半ほどが経過した、パーキンソン病の方のリハビリによる成果をお伝えします。
    2ヶ月ほどのリハビリで、姿勢や動きのスムーズさが改善し、「生活が楽になった!」と喜びの声をいただいたので、改善した様子をぜひご覧ください!!

    【リハビリ開始初期の寝起き】

    最初は、身体の上手な動かし方も分からず戸惑ったり、動き出しても手足や腹筋に上手く力が入らず、1回起き上がるのも一苦労といった感じでした。時間も15〜18秒くらいはかかっていました。

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  • パーキンソン病の基礎知識とリハビリ
    2025.06.27
    • パーキンソン病

    パーキンソン病の基礎知識とリハビリ

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベース、理学療法士の真中です。
    今回は「パーキンソン病」の概要とリハビリについてまとめました!
    65歳以上の100人に1人はパーキンソン病というデータもあり、特に高齢者にとっては身近な病気です。
    ご自身や周りの方でパーキンソン病の方がいらっしゃれば、動きの改善につながるヒントもお伝えしていますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います!

    【パーキンソン病の基礎知識】

    パーキンソン病とは脳の一部(中脳の黒質)が変性し、ドーパミンが減少することで発症します。                                     ドーパミンは頭の働きにかかわるホルモンの1つで、この分泌が減少すると、動作がゆっくりになったり、バランスを取るのが苦手になったり、自発的な動作開始などが困難となります。                                  
    要するに、動きを上手にコントロールできなくなるので、生活に介護が必要になったり、転倒するようになってくということですね。
      
    また、根治が難しい病気として難病指定されているのも特徴です。
    薬物療法や手術などで症状を和らげる対応がありますが、根治が難しく、徐々に進行(悪化)していく病気なんです。

    【進行と症状】

    様々な進行する病気の中で、パーキンソン病は、年単位で比較的緩やかに進行していきます。
    初期は、便秘症状、起立性低血圧、睡眠障害、自律神経障害をといった症状を発症します。
    やがて、以下のようなパーキンソン病の4大兆候が見られるようになります。

    ①安静時振戦(手の震え)
    ②固縮(筋肉のこわばり)
    ③無動(筋肉の動かしにくさ)
    ④姿勢反射障害(転びやすくなる)

    の4つがあります。
    僕もたくさんの方のリハビリをやってきましたが、程度に差こそあれ、みなさんこの4つの特徴を持っています。

    ①安静時振戦とは

    身体が動いていない時(安静時)に自分の意思とは関係なく手足が小刻みに動く症状のことです。典型的なものは「丸薬丸め運動」とよばれ、親指と人差し指をこすり合わせるような動きが1秒間に4-6回程度の頻度でみられます。 じっと座ってテレビを見ているときや、手を下ろして歩いているときなどに見られ、緊張で出現しやすくなります。意識的に手足を動かしている最中には、振戦が抑えられるという特徴があります。一般的に、振戦(ふるえ)が主症状である利用者様の場合には、パーキンソン病の進行が比較的緩やかであることがわかっています。

    ②固縮とは

    他者がパーキンソン病の方の身体を動かした際に抵抗感が強く出現する症状のことです。一般的に本人は自覚することは少ないと言われています。固縮には種類があり、鉛管様固縮(えんかんようこしゅく)と歯車様固縮(はぐるまようこしゅく)が代表的です。

    パーキンソン病の方で多い固縮は歯車様固縮と言われており、他者が動かした際に、「ガクガク」と歯車が噛み合うように抵抗感を感じるのが特徴です。固縮の症状が進むと、筋肉が固くなり歩く際にバランスを崩すきっかけとなりやすいです。リハビリの中で身体を動かす習慣を作ることによって固縮の症状を和らげることが重要となっています。

    ③無動とは

    動作がゆっくりとなる、歩き出しの一歩が出にくい(すくみ足)、声が小さくなる、書く文字が小さくなるなど、全身の行動が動きにくくなる症状のことです。また、無表情になることも特徴の一つと言われております。無動の症状が進むと活動性が低下し、筋力低下に繋がる可能性があります。リハビリの中で安全に運動を行い、転倒予防や筋力向上を図り無動の症状を和らげることが重要となっています。

    ④姿勢反射障害とは

    体が傾いたときに身体のバランスを保つ機能が低下する症状です。特に方向転換時にバランスがとりにくく、 転倒の原因となります。初期症状の時から、リハビリ内で方向転換練習や、バランス練習を取り入れることによって姿勢反射障害の進行を和らげることが出来ると言われています。

    また、パーキンソン病の症状は、片側から発症し、徐々に両手両足に症状が進行していきます。
    そして、日常生活で動く機会も減少していくと、動かないことでさらに身体機能が落ちて、介護の量も増えていくという、まさに『悪循環』に陥ってしまいます。
    このようなことから、早期からのリハビリを行っていくことが日常生活の維持には非常に重要です。
    僕の経験上でも、早い段階でリハビリを受けた方は、早くから上手な動き方を身につけて生活を送れるので、生活しにくくなる時期が遅くなる印象があります。
    そして、パーキンソン病のリハビリのキーワードは「基本動作」です。

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  • 脳梗塞の基礎知識とリハビリ
    2025.06.03
    • 脳梗塞

    脳梗塞の基礎知識とリハビリ

    こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベース、理学療法士の真中です。
    リハビリコラム記事にて、リハビリ関連の情報をお伝えしていきます!
    今回は「脳梗塞」の概要やリハビリについてまとめさせていただきます。

    まず、脳梗塞と似たような病気で、脳出血や脳卒中という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
    混同しやすいので整理すると…

    脳の血管の病気の中で、
    ①脳梗塞
    ②脳出血
    ③くも膜下出血
    の3つをまとめて「脳卒中」と呼びます。

    それなので、脳梗塞は、そのまま「脳梗塞」と言われることもありますし、総称として「脳卒中」と言われることもあります。

    【脳梗塞とは】

    脳梗塞は、脳の血管に血栓(血の塊)が詰まる病気です。

    以下の3つの種類があります。
    ①ラクナ梗塞
    ②アテローム血栓性脳梗塞
    ③心原性脳塞栓症

    ①ラクナ梗塞
    脳の深い部分にある細い血管が詰まって起こる脳梗塞です。 糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙・飲酒などの動脈硬化リスクを持っている方に起こりやすい病気です。

    ②アテローム血栓性脳梗塞
    首や脳の太い動脈に、血の塊(血栓)が出来て、脳の血管が詰まることで起こる脳梗塞です。 ラクナ梗塞同様、糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙・飲酒などの動脈硬化リスクを持っている方に起こりやすい病気です。

    ③心原性脳塞栓症
    心臓にできた血栓が脳血管に流れてくることで起こる脳梗塞の一種です。 原因として、多くが心房細動という不整脈によるものです。

    【初期治療とその後】

    初期治療として、血栓を溶かす治療、血栓を取り除く手術などが行われます。
    他にも、進行を悪化するための投薬治療など、状態に応じて治療が行われます。
    それが終われば、麻痺などの後遺症に対するリハビリに移ります。

    後遺症については、どの種類の脳梗塞でも、麻痺をはじめとした様々な症状(感覚障害、言語障害、嚥下障害、高次脳機能障害など)が起こる可能性があります。

    ここでひとつ、脳梗塞になったご本人やご家族が、よく勘違いしていることがあります。

    それは 「脳の血管が詰まる=麻痺になる」という認識です。

    「え?正しいんじゃないの?」と思った方もいるかも知れませんが、これは、正確には間違っているんです。

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  • 睡眠の質を劇的に向上させる!リハビリ専門家が教える改善術
    2025.05.06
    • リハビリの基本

    睡眠の質を劇的に向上させる!リハビリ専門家が教える改善術

    こんにちは。埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ理学療法士の重松です。
    今回は睡眠についてまとめてみました。

    睡眠とは

    我々人間は人生の約1/3を睡眠に費やします。睡眠は食事と同様、生命活動にとって必要不可欠です。十分な睡眠がとれないと、翌日の日中にしばしば眠気に襲われるといったことは、誰しも一度は経験したことがあると思います。睡眠とは単に脳が疲れて機能が低下した状態と考えられがちですが、実はそうではありません。脳を休息・回復させる積極的な仕組みと言われています。そのため、 睡眠がうまく取れないと、脳の機能に様々な問題が起こります。日中眠くなったり、元気がなくなったり、やる気がなくなったり、イライラするのはこのためです。このような現象は、脳が休息を求めていることを意味しています。

    睡眠の重要性

    • 脳機能の回復: 記憶の整理・定着、老廃物の除去、神経細胞の修復などが行われます。
    • 身体機能の回復: 筋肉の修復、成長ホルモンの分泌、免疫機能の維持などが行われます。
    • 精神的な安定: 気分調節、ストレス軽減、集中力・判断力の向上に役立ちます。

    睡眠の段階

    睡眠は、浅い眠りの「ノンレム睡眠」と深い眠りの「レム睡眠」が交互に繰り返されます。

    • ノンレム睡眠
      • 段階1 (入眠期): まどろみの状態。
      • 段階2 (浅い睡眠): 意識が薄れ、体温や心拍数が低下。
      • 段階3・4 (深い睡眠): 脳波が緩やかになり、最も深い眠り。成長ホルモンが分泌され、身体の回復に重要な役割。
    • レム睡眠
      • 急速眼球運動(REM: Rapid Eye Movement)が見られる。
      • 脳は活発に活動し、夢を見ることが多い。
      • 記憶の整理や感情の処理に関わるとされる。

    良い睡眠とは

    量と質のバランスが保たれ、心身の健康を促す睡眠が良い睡眠といえます。 適度な長さで睡眠休養感(睡眠で休養がとれている感覚)があることが良い睡眠の目安ですが、集中力の低下、昼間に生じる強い眠気や、睡眠中に目覚める回数なども、良い睡眠かどうかを判断する目安として役立ちます。

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  • 「正しい動き」が効果を生む!理学療法士の動作指導の秘密!
    2025.04.16
    • 運動器疾患

    「正しい動き」が効果を生む!理学療法士の動作指導の秘密!

    こんにちは。埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ 理学療法士の真中です。
    今回は圧迫骨折の基礎知識についてまとめていきます。

    圧迫骨折のリハビリと基礎知識

    背骨(脊椎)を構成する椎体という骨が転倒などの外力によって押しつぶされるように骨折する状態を指します。

    主な原因は

    ①転倒や外傷

    ②骨粗鬆症

    ③腫瘍

    上記の3つの状態が

    専門家による「正しい動き」の習得が不可欠

    早期回復と、その後の再発予防のためには、痛みを管理しながら「正しい動き」を習得することが極めて重要です。自己流の運動や不適切な動作は、回復を遅らせるだけでなく、新たな問題や代償動作を引き起こすリスクも伴います。体の仕組みと動きの専門家である理学療法士による評価と指導に基づいた、個別的で質の高いリハビリテーションこそが、安全かつ確実に効果を出すための最善策と言えるでしょう。あなたの回復を、専門家の力でサポートすることが私たちの役割です。

    リハビリの効果は「正しい動き」の実践が鍵

    痛みを恐れるあまり不自然な動きが癖になると、回復が遅れたり別の痛みが出たりすることもあります。私たちは身体のプロとして、医学的根拠に基づき、個別に合わせた安全かつ効果的な動作を丁寧に指導します。これにより、痛みの軽減はもちろん、機能回復と生活の質の向上を目指します。質の高いリハビリは「正しい動き」の習得から始まります。早期回復への第一歩であり、私たちの専門性が最も活きる部分です。

    なぜ「正しい動き」が重要?痛みの軽減と機能回復を妨げるNG動作とは

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