脳梗塞のリハビリ期間はどれくらい?その目安と重要な考え方2026.01.09(金)
- リハビリの基本
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ 理学療法士 真中です!
脳梗塞を発症したあと、多くの方やご家族が最初に気になるのが「リハビリはどれくらいの期間続くのか?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、脳梗塞のリハビリには明確な「終了期限」はありません。
回復のスピードや到達できるレベルは、発症からの期間・障害の程度・リハビリの量と質によって大きく異なります。
この記事では、
- 脳梗塞リハビリの期間の目安
- 時期ごとのリハビリの特徴
- 生活期以降もリハビリが重要な理由
を、分かりやすく解説していきます。
特に最後の、「生活期以降のリハビリ」は、その期間も長く、それまでのリハビリの集大成になってくるので最後までしっかりとご覧ください。
脳梗塞リハビリの期間は「3つの時期」に分けて考える
脳梗塞後のリハビリは、一般的に以下の3段階に分けられます。
① 急性期(発症〜約2週間)
発症直後の時期で、主に病院で治療と並行してリハビリが行われます。
「回復の土台づくり」の時期です。
まだ麻痺が強く、不安も大きい時期ですが、早期から体を動かすことが予後を左右する重要な期間でもあります。
② 回復期(発症後2週間〜約6か月)
回復期リハビリ病棟などで、集中的なリハビリが行われる時期です。
生活に直結する動作の改善が主な目標になります。
脳の可塑性(回復力)が高い時期であり、「最も回復が期待できるゴールデンタイム」と呼ばれることもあります。
ただし、保険リハビリには
- 1日の時間制限
- 入院・利用期間の上限
があるため、「もっとリハビリしたいが時間が足りない」と感じる方も少なくありません。
③ 生活期(発症後6か月以降)
退院後、自宅や施設で生活を送りながらリハビリを続ける時期です。
一般的に、「6か月を過ぎると麻痺は回復しない」と思われがちですが、これは誤解です。
今は、6ヶ月を過ぎても麻痺の回復が見られたケースも報告されています。
ただし、いつまでも回復し続けるということでもありません。
症状や経過も見ながら、麻痺の回復を期待したリハビリをやるか、それ以外のことを優先すべきかは適切に判断する必要があります。
最終的には“生活を良くする”ということが重要になります。
麻痺が回復すればそれに越したことはないですし、それが難しいとしても、できることはたくさんあります。
保険内リハビリでは頻度や内容に限界があるため、この時期に自費リハビリを選択する方が増えているのも特徴です。
脳梗塞のリハビリは「いつまで続けるべき?」
リハビリで大切なのは目標です。
目標がある限り、リハビリには意味があります。
ただ、「麻痺が完全に良くなる」ということを目標にした場合、それは終わりのない道かも知れません。
そうではなく、目標は生活に即したものである必要があります。
例えば、
- 他の人の手を借りずに自宅生活が送れるようになる
- 仕事に復帰する
- 趣味や旅行を再開する
などが生活に即した目標です。
それを叶えるために、麻痺の回復を図ったり、生活動作の練習や道具の工夫などを行っていきます。
リハビリでは、ご本人と一緒に目標を設定し、そのために必要な課題を整理して実践をしていきます。
特に生活期以降は、マンツーマンで目標設定や必要な課題に向き合える環境が、回復を大きく左右します。
自費リハビリという選択肢
自費リハビリでは、
- 時間・回数に制限がない
- 一人ひとりの目標に合わせたプログラム
- 「動きの質」までこだわったリハビリ
が可能です。
「今のリハビリで本当に十分なのか?」
「まだ良くなる可能性を諦めたくない」
そう感じている方にこそ、生活期以降の専門的リハビリはおすすめです。
まとめ|脳梗塞リハビリの期間は“人それぞれ”
- 脳梗塞のリハビリ期間に明確な終わりはない
- 回復期だけでなく、生活期もリハビリは重要
- 目標に合わせてリハビリの形を選ぶことが大切
脳梗塞後の人生を、少しでも「自分らしく」過ごすために。
リハビリの期間と可能性を、ぜひ前向きに考えてみてください。