変形性関節症の基礎知識とリハビリ2024.12.27(金)
- 運動器疾患
こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベース、理学療法士の真中です。
今回は「変形性関節症」の概要とリハビリについてまとめさせていただきます!
変形性関節症は、関節を覆う軟骨がすり減り、骨同士がぶつかり合うことで痛みや炎症を引き起こす疾患です。主な種類としては、膝に発生する変形性膝関節症、股関節に発生する変形性股関節症、首に発生する変形性頸椎症などがあります。
変形性関節症の原因とは
変形性関節症の主な原因として
①加齢による骨・関節の変性
②肥満による関節の負担
③遺伝的要因によるもの
④過度な運動
⑤関節や靭帯などの怪我
が挙げられます。
初期症状は、関節の軽い痛みやこわばりです。進行すると、安静時や夜間にも痛みが続くようになり、関節の変形や可動域制限が起こることもあります。
変形性関節症の日常生活における支障
変形性関節症は痛みや関節可動域制限を伴うため、日常生活に支障をきたす場合があります。
①階段昇降動作:関節の痛みで階段や段差の上り下りが困難となる可能性があります。
②浴槽の跨ぎ動作:可動域制限によって足が上がりきらず跨ぐことができない可能性があります。
③しゃがみ込み動作:物を落とした時や床にしゃがみ込むことが困難となる可能性があります。
④靴下の着脱動作:関節が曲がらないもしくは伸びないことで靴下の着脱に時間がかかる可能性があります。
⑤足の爪切り:靴下と同様に関節を曲げることに対して制限がある場合、自身での爪切りが困難となる可能性があります。
これらの日常生活において普段何気なく行っている動作を改善するためにリハビリは必要となってきます。
専門的なリハビリ
変形性関節症のリハビリの1例を紹介します。
①関節可動域の改善:筋力がしっかり発揮できるような関節可動域の改善を図り、ストレッチやモビライゼーションを行います。
②全身的な筋力の向上:関節周囲の他にも、長期的な姿勢の崩れによる筋力低下を改善します。
③基本動作練習:歩行動作の他に寝返り動作、立ち上がり動作など負担が少ないスムーズな動作の獲得を図ります。
④ADL動作練習:実際の生活における動作を想定し、その動作の苦手な部分に対して練習を行います。
⑤有酸素運動:体重を落とすために必要不可欠です。まずは食事の時間や食事の摂取回数や食事内容を見直し、可能な範囲で散歩の習慣などをお伝えし状況把握を行います。
⑥福祉用具の使用:構造上の関節の負担軽減や、痛みをより緩和するために杖や適切な使用方法、サポーターなどの提案をいたします。
自費リハビリでできること
介護保険や医療保険でのリハビリは、保険が適用されるため費用が抑えられますが、治療内容や時間、頻度に制限がある場合があります。
一方、自費リハビリは自己負担額は増えますが、個別のニーズに合わせたオーダーメイドのリハビリを受けることができます。内容としては、痛みが起きてる関節や筋肉の機能改善や、苦手な動作の要素を姿勢コントロールを基にアプローチを行っていきます。また、自費リハビリ以外での運動実施状況については、自主トレ用紙などに記載していただき疲労感や難易度を適宜確認しフォローをします。
当施設、『埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ』でも、変形性関節症の方のリハビリも積極的に行わせていただいております。
「少し動きにくいな」「動作時に痛みがでやすいな」という、症状が比較的軽度の方でも、当施設に通っていただくことで疼痛軽減や疼痛予防も可能です。
初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。