【パーキンソン病】リハビリで寝起きが楽に!【施術実録】2025.06.27(金)
- パーキンソン病
埼玉脳梗塞リハビリベース真中です!
今回は、発症から2年半ほどが経過した、パーキンソン病の方のリハビリによる成果をお伝えします。
2ヶ月ほどのリハビリで、姿勢や動きのスムーズさが改善し、「生活が楽になった!」と喜びの声をいただいたので、改善した様子をぜひご覧ください!!
【リハビリ開始初期の寝起き】
最初は、身体の上手な動かし方も分からず戸惑ったり、動き出しても手足や腹筋に上手く力が入らず、1回起き上がるのも一苦労といった感じでした。時間も15〜18秒くらいはかかっていました。
【リハビリ後の寝起き】
動き出しが早くなり、全身の力もついたので、寝起きの最初の身体を捻る動きやベッドに手をついて起き上がっていく動きもスムーズになりました。8〜9秒くらいで動画ができるようになりました。
この他にも、起きている時の姿勢や立位・歩行動作の改善を図り、日常生活動作全般が動きやすくなっていきました。
利用者様本人も動きやすさを実感され、「生活が楽になった」と喜んで、リハビリを卒業されていきました。
【パーキンソン病の方に必要なリハビリ】
症状に合わせたリハビリが必要ですが、基本的には、適度に身体を動かして運動能力をしっかりと高めていくことが重要です。
治すことが難しい病気だからこそ、正しい身体の動かし方を早くから身につけることで、病気が進行しても生活動作能力を維持していくことが可能です。
個別具体的なリハビリは、ぜひ理学療法士などの専門家の指導のもとで身につけていただきたいのですが、ここでは特に大事なポイントを2つお伝えします。
①体幹をしっかりと鍛えること
パーキンソン病や、それに似た症状のある方は、良い姿勢を保つことが苦手になるので、姿勢保持に重要な体幹の筋肉が働く機会が少なくなり、筋力も弱くなりがちです。
腹筋や背筋、股関節周りの筋肉などを鍛えることで、寝起き、立ち座り、歩行などの基本動作を楽に行うための基礎筋力をつけることが1つのポイントです。
②全身を固めずに、手足を柔軟に動かすこと
体幹の働きが弱くなったり、バランスが不安定になる中で、必要以上に身体に力が入ってしまい、余計に身体が動かしにくくなるという悪循環に陥っていることが多くあります。
座ってバランスをとりながら、手を挙げる、片足だけ動かすなど、体幹・手・足といった身体のパーツを別々に動かす練習などを行い、身体を柔軟に使えるようにしていくことが1つのポイントです。
上記のようなポイントを押さえつつ、さらに、症状に応じた個別の運動プログラムや頭の働き(認知機能)も考慮したリハビリを行っていくことで、パーキンソン病を抱えながらでも、長く元気な身体を維持して生活していくことにつながっていきます。
【理学療法士からのコメント】
パーキンソン病の方のリハビリ、施術の様子をご紹介させていただきました!
パーキンソン病の方、症状が進行された方はもちろん、「少し動きにくいな」という、症状が軽度でも、当施設に通っていただくことで動きが改善されています。
根治が難しい難病だからこそ、病気と上手に付き合っていくために、より早期からのリハビリが重要だと考えています。
リハビリの役割は、長く元気に過ごしていただくための『ベース作り』です。
正しい姿勢や動き方の習得、重要な筋肉を鍛える運動方法の習得、体力や筋力を落とさない習慣作りなど、その場限りの効果ではない、長い目での効果を見据えて関わっていきます。
「ちょっと動きにくいな」と感じたら、後回しにせずに、今からできるベース作りを一緒に行っていきましょう!!
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。