パーキンソン病リハビリのコツ:「頑張りすぎない」「力みすぎない」ことが大切2025.07.11(金)
- パーキンソン病
こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ 理学療法士の重松です。
今回は、パーキンソン病、パーキンソン症候群の方がリハビリを行う上での重要なコツについてお話しします。
特に、リハビリに一生懸命な方、「頑張って良くなりたい!」という思いが強い方、意外な落とし穴にハマらないよう、ぜひ今回の内容を参考にしていただければと思います。
頑張る人ほどハマるかも?意外な落とし穴
パーキンソン病のリハビリに取り組むなかで、「頑張って歩こう」「足を出さなきゃ」と強く意識しすぎてしまう方が多くいらっしゃいます。
一見前向きな姿勢に思えますが、実はこの“頑張りすぎ”が、かえってスムーズな動作を妨げてしまうことがあるのです。
これは、自分の身体の動きに意識を向けすぎるあまり、体が過度に緊張し、動作が硬くなるためです。
特にパーキンソン病の方は、筋肉のこわばりや動作の開始のしづらさといった症状がありますし、そもそも自分の身体に意識を向けて動くことが苦手になっていることが多いです。
頑張ることはもちろん大事なのですが、このような意識の向け方が動作の質に大きく影響します。
「頑張って動く」より「環境に意識を向ける」ことがポイント
では、どうすれば自然に動けるようになるのでしょうか。
その一つの鍵が、「自分の身体」ではなく「周囲の環境」に意識を向けることです。
たとえば、
- 「あのドアまで何歩で行けるかな?」
- 「あの赤い椅子まで、歩幅を意識せずに歩いてみましょう」
- 「床の模様を数えながら歩いてみてください」
こうした環境に目を向けた声かけをすることで、自然と力みが取れ、歩行がスムーズになるケースが多くあります。
自分の動作を「なんとかしよう」とするよりも、「今いる場所」と「これから行く場所」を結ぶイメージを持つことが、無理のないリハビリへの第一歩です。
「力を抜く」ことから始めるパーキンソン病リハビリ
パーキンソン病の方にとって、「動こう」と思うだけで体が固まってしまうことは珍しくありません。そんなときに大切なのが、「頑張って動かそうとしない」ことです。
リハビリというと、どうしても「努力」「根性」というイメージが先行しがちですが、パーキンソン病リハビリではむしろ“力を抜くこと”こそが、動きやすさを引き出すカギになります。
呼吸を整え、目線を変え、注意の方向を少しずらすだけで、驚くほど動きやすくなることもあります。
私たちの自費リハビリ施設では、その方の「癖」や「意識の傾向」を見極めながら、個別に最適なアプローチを提案しています。マンツーマンの対応だからこそ、一人ひとりの症状や不安に寄り添うことが可能です。
自費リハビリで、「自然に動ける感覚」を取り戻しませんか?
「最近、歩くのが怖い」「以前よりも動きづらくなった」と感じている方へ。
私たちは、“頑張りすぎない”リハビリを大切にしています。力を抜くことから始めるアプローチで、毎日の動作をもっと快適に。
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。