圧迫骨折後のリハビリで見落としがちな“体幹”の重要性とは?2025.07.25(金)
- 運動器疾患
こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハの重松です。
圧迫骨折は、高齢者に多く見られる背骨の骨折のひとつです。背中や腰の痛みによって動けなくなることもあり、生活の質(QOL)を大きく低下させる原因になります。
そして、骨が癒合した後も「なんだか姿勢が悪くなった」「以前より動きづらい」といった不調を訴える方は少なくありません。
原因として、体幹(たいかん)の筋力やバランスが回復していないというケースが非常に多いです。
この記事では、圧迫骨折後のリハビリにおいて“見落とされがち”な体幹の重要性について解説します。
圧迫骨折後、なぜ体幹が弱るのか?
圧迫骨折を起こすと、まずは安静が必要です。特に初期は痛みも強く、動かない生活を余儀なくされることがほとんどです。
この安静期間に、体幹の筋肉(腹筋・背筋・骨盤まわりの深層筋など)が急速に弱化していきます。
また、痛みを避けようとして前かがみの姿勢が習慣化すると、筋肉の使い方が偏り、姿勢保持の能力も低下します。
結果として「歩きにくい」「バランスが悪い」「つまずきやすい」といった症状が長引いてしまうのです。
体幹のリハビリが圧迫骨折からの回復を左右する
リハビリというと、「歩く」「立つ」といった下肢中心のトレーニングに注目しがちです。
もちろん下肢のリハビリも大切ですが、それを支える“体幹”の働きが整っていなければ、本来の回復力を発揮できません。
たとえば以下のような動作にも体幹の安定性が必要です:
- 椅子からの立ち上がり
- ベッドからの起き上がり
- 姿勢をまっすぐに保つ
- 転ばないようにバランスをとる
これらすべてに、体幹の筋肉が深く関与しています。
よくある落とし穴:「骨がくっついた=リハビリ終了」ではない
医療機関での治療や保険内リハビリでは、「骨が癒合すれば卒業」となるケースが多くあります。
しかし、骨がくっついた後に残る“姿勢の歪み”や“動作のクセ”の改善には長期的なリハビリが必要です。
実際、以下のようなお悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます:
- 背中が丸まったまま戻らない
- 疲れやすく、長時間立っていられない
- 何度も転倒を繰り返している
- 他の関節(膝や股関節)が痛み出した
これらの症状は、体幹機能が回復していないことと密接に関係しています。
“体幹特化”のリハビリアプローチ
圧迫骨折のリハビリにおいて大切な「体幹の再建」。
具体的には以下のようなポイントを押さえたリハビリ・トレーニングを行っていきます。
- 姿勢を整えるための体幹安定エクササイズ
- 呼吸と連動したインナーマッスルトレーニング
- 日常動作に合わせた動作指導とフィードバック
- 前かがみを改善するためのストレッチや体操
当施設では、マンツーマン対応で、痛みに配慮しながら「無理なく・継続できる」メニューを構成しています。
正しい体の鍛え方・使い方を学んでいただき、永く元気なお体で生活が送れるようにサポートします。
まとめ|体幹の回復が“その後の人生”を変える
圧迫骨折からの回復には「骨がくっつくこと」だけでなく、「体の使い方を取り戻すこと」が欠かせません。
その鍵となるのが、“体幹”です。
痛みが治まってきた今こそが、体幹の再トレーニングを始めるチャンスかもしれません。
お悩みの方へ
「骨はくっついたけど、なんとなく体が思うように動かない…」
そんな違和感や不安を感じている方は、ぜひ一度、当施設までご相談ください。
体幹を整えるリハビリで、動ける体と自信を取り戻しましょう。
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。