側弯症とリハビリ|日常生活の不安を減らすためにできること2025.08.03(日)
- 運動器疾患
こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハ 真中です!
「背骨が曲がっていると言われたけど、様子を見るだけでいいの?」
「肩の高さが左右違う気がする…」
「年齢とともに腰の痛みが強くなってきた」
これは、側弯症の方からよく聞かれるお悩みです。
側弯症は放置しても命にかかわることは少ないですが、進行することで肩こりや腰痛、呼吸機能の低下、日常動作の制限など、生活の質(QOL)に影響するケースもあります。
今回は、側弯症に対して行われる保存的リハビリについて、わかりやすく解説します。
整形外科的な治療の補完として、自費リハビリでどのようなアプローチができるのかも紹介します。
側弯症とは?
側弯症とは、背骨(脊柱)が左右に曲がり、ねじれを伴う状態を指します。
大きく分けて次のような種類があります。
- 特発性側弯症:原因がはっきりしないが、思春期に多く見られる
- 機能性側弯症:筋肉のアンバランスや姿勢の癖による
- 加齢性側弯症(変性側弯症):加齢による椎間板の変性や筋力低下が原因
- 先天性・症候性側弯症:生まれつきや、神経・筋疾患が背景にあるもの
思春期に発症するケースでは、成長とともに進行することがあり、早期発見・対応が重要です。
また、高齢者に多い変性側弯症では、慢性的な腰痛や姿勢の崩れが目立つ傾向にあります。
リハビリで期待できる効果とは?
側弯症のカーブ自体をリハビリで“元通り”にするのは困難ですが、以下のような症状の軽減・進行予防・機能改善が期待されます。
✅ 姿勢の改善
左右非対称な姿勢を少しずつ修正し、負担のかかりにくい身体の使い方を身につけます。
✅ 筋肉バランスの調整
側弯によって使われにくくなった筋肉を鍛え、過剰に緊張している部分を緩めることで、左右バランスのとれた体幹へと導きます。
✅ 呼吸機能の向上
胸郭が硬くなることで呼吸が浅くなることもあります。肋骨や体幹の可動域を広げ、呼吸を深くする訓練を行うことも重要です。
✅ 痛みや疲れやすさの軽減
筋疲労や慢性的な負担からくる肩こり・腰痛・背部痛の軽減を目的としたアプローチも可能です。
実際に行われるリハビリの例
当施設では、以下のような個別プログラムを組み立てています。
● 体幹の左右差を整える運動
バランスボールや座位での骨盤運動、胸椎回旋など、偏った動きを調整する運動を取り入れます。
● 呼吸エクササイズ
横隔膜を意識した深呼吸トレーニング。姿勢保持とともに、胸郭の動き改善にアプローチします。
● 姿勢フィードバック訓練
鏡や動画を活用し、自分の姿勢を“見て”“感じて”意識づけることで、正しい姿勢パターンを習得します。
● 日常生活に即したアドバイス
寝姿勢、座り方、カバンの持ち方など、生活動作のなかで症状を悪化させないための工夫をお伝えします。
自費リハビリのメリット
医療機関でのリハビリは、期間や内容に制限があることも多く、側弯症に特化した個別性の高い支援は難しいケースもあります。
当施設では以下のような対応が可能です。
- 側弯症専門の評価:姿勢・筋力・可動性・呼吸など多角的に評価
- 完全マンツーマンでの訓練提供
- 動画撮影や姿勢分析を用いた見える化
- 日常生活や趣味に合わせた具体的な自主トレ指導
進行を食い止めたい、日々の不安を減らしたいという方にとって、自費リハビリは非常に有効な選択肢となり得ます。
まとめ|背中のゆがみと上手に向き合うために
側弯症は見た目だけでなく、姿勢や呼吸、筋肉の使い方、そして日常生活全体に影響を及ぼします。
しかし、正しいアプローチを行えば、痛みの軽減や機能の改善、進行予防につなげることができます。
「病院では経過観察と言われたけど不安」
「もう少し自分に合った運動を続けたい」
「生活動作の中でできる対策を知りたい」
そう感じている方は、ぜひ一度、専門家にご相談ください。
当施設では、側弯症に対して姿勢・筋肉・呼吸の3つの視点からアプローチし、安心して過ごせる毎日をサポートしています。
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。