脳卒中後の痙縮を軽減するには?リハビリでできる対策とケア方法2025.07.18(金)
- 脳出血
- 脳梗塞
こんにちは!埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハの重松です!
今回のテーマは「痙縮(痙縮)」です。
脳卒中の後遺症で多くの方が悩まされる症状です。
手足が突っ張ったり、思うように動かせなかったりと、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
この記事では、痙縮を軽減するための方法やリハビリの工夫についてわかりやすく解説します。
痙縮とは?その正体と症状
痙縮とは、脳卒中による脳の損傷が原因で、筋肉が過剰に緊張してしまう状態です。命令がうまく伝わらなくなり、筋肉が必要以上に縮こまったまま戻らなくなるのが特徴です。
よくある症状:
- 腕が曲がったまま固まってしまう
- 手が握ったまま開かない
- 足首が突っ張って歩きにくい
- ゆっくり動かそうとしても、ガクンと動いてしまう
このような状態は、日常生活動作(ADL)を妨げるだけでなく、長期的に関節が拘縮したり、痛みの原因になることもあります。
痙縮を軽減するためにできること
1. ストレッチと他動運動
痙縮に対してまず取り組みたいのが、ストレッチや他動運動です。関節や筋肉をやさしく動かすことで、筋の過緊張を抑え、関節の柔軟性を保ちます。
- 朝晩のルーティンとして行う
- セラピストによる他動運動(人に動かしてもらう)も効果的
- 力任せに動かすのではなく、ゆっくり・やさしく
ストレッチだけでも、継続することで痙縮の程度が軽くなることがあります。
2. 姿勢・ポジショニングの工夫
寝ているときや座っているときの姿勢も、痙縮に大きく影響します。不適切な姿勢が続くと、筋肉がより強く縮こまってしまうのです。
- 枕やクッションで身体の左右差を調整する
- 手足が自然なポジションに保たれるようにする
- 車椅子やベッドでの「正しい姿勢」を心がける
専門家と一緒に、最適なポジショニングを検討するのが理想です。
3. 自費リハビリによる個別対応
介護保険内のリハビリでは限られた時間や内容になりがちなため、自費リハビリを併用することで、より専門的で個別的な痙縮対策が可能になります。
自費リハビリの利点:
- 一人ひとりの痙縮パターンに合わせた運動指導
- 手の開き方や歩行パターンの訓練に時間をかけられる
- 自主練習のメニュー作成やフォームチェックも可能
特に上肢の痙縮に悩んでいる方には、自費での集中アプローチが効果を発揮することもあります。
4. ボツリヌス療法や装具の併用
医師の管理下で行われるボツリヌス毒素注射(ボトックス注射)は、痙縮の筋肉に直接作用し、作用し、一時的に筋緊張を和らげる効果があります。
これにより、リハビリのしやすさが格段に上がる場合があります。
また、装具(スプリントやAFOなど)の使用も、姿勢保持や筋緊張の抑制に役立ちます。
- 医師とリハビリ専門職が連携して選択
一時的な効果にとどまらず、リハビリと併用して効果を最大化
5. 自主練習の工夫
リハビリの時間だけでなく、日常の中での「使い方」も重要です。たとえば、
- 手を使ってテーブルを拭く練習
- 指を開くイメージトレーニング
- 歩行時の足の出し方を意識する
これらの自主練習は、正しい方法で続けることが肝心です。専門家のアドバイスをもとに行うことで、より効果的になります。
痙縮の軽減は「早めの対策」と「継続」がカギ
痙縮は放っておくと悪化しやすい症状の一つです。しかし、早期から正しい方法でケアを行えば、軽減できる可能性が十分あります。リハビリの専門家と連携しながら、今できることから始めてみましょう。
痙縮でお悩みの方はご相談ください
当施設では、脳卒中後の痙縮に対する専門的なリハビリを提供しています。ご本人の状態に合わせて、ストレッチ、自主練習、自費リハビリなどを組み合わせて対応可能です。「手足の突っ張りが気になる」
「もっと上手に手を使えるようになりたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
埼玉脳梗塞リハビリベースうちリハでは、初回は無料でリハビリを体験いただくことが可能です。
リハビリ体験を受けていただくことで、自費のリハビリが必要そうか、ご利用いただいた場合に目指せそうな目標なども具体的に考え、 お伝えすることが可能です。
埼玉県および群馬県から、多くの方にご利用いただいております。 ご自宅に伺う「訪問リハビリコース」もご用意し、様々な方のニーズにお応えすべく、スタッフ一同リハビリに励んでいます。
気になる方は、初回無料リハビリ体験のお問い合わせページよりご連絡ください。